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2011年8月17日

ビフィズス菌「LKM512」摂取による寿命伸長効果を発見

協同乳業、理化学研究所、京都工芸繊維大、京都大学の共同研究
ビフィズス菌「LKM512」摂取による寿命伸長効果を発見
世界初、腸管内ポリアミンと大腸の老化抑制と寿命の関連を証明

 

メイトーブランドの協同乳業株式会社(本社:東京・中央区/社長:山崎 直昭)の松本光晴主任研究員らは、(独)農業・食品産業技術総合研究機構・生物系特定産業技術研究支援センター「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の平成21年度課題「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」(研究代表者:松本光晴)の研究において、プロバイオティクス ビフィズス菌「LKM512」の摂取により、マウスの寿命伸長効果が得られることを発見しました。なお、本研究結果は、米国オンライン科学誌「PLoS ONE(プロスワン)」で本日8月17日に公開されました。


≪ポイント≫
◆ビフィズス菌「LKM512」投与により、大腸内で増えたポリアミンの作用に起因する寿命伸長効果を、マウスの試験により確認。
◆腸内ポリアミン濃度を増やすことによる大腸の老化抑制や抗炎症効果が、寿命伸長に繋がったことを示した、世界で初めての研究・メチニコフのヨーグルト不老長寿説に基づいた、腸内環境改善によるアンチエイジングの証明。


≪発表要旨≫
今回の研究は、プロバイオティクス ビフィズス菌「LKM512」を摂取し、腸内細菌にポリアミン*1を生成させることで、老年病の原因である慢性炎症を抑えることが可能になるという仮説を検証するために実施しました。実験は、10ヶ月齢のマウス(ヒト換算:30-35歳)を用い、LKM512投与、ポリアミンの経口投与、生理食塩水との比較試験の形式で行いました。その結果、LKM512は、大腸内のポリアミン濃度を上昇させることで、大腸バリア機能が維持され、抗炎症効果が得られ、寿命を伸長させることが明らかになりました。
一方、ポリアミンの経口投与でも一定の寿命伸長効果はあったものの、LKM512と比較すると弱いものでした。今回の研究成果は、カロリー制限以外の方法で、マウスの寿命伸長効果が得られることを証明した数少ない成果となっています。
*1 ポリアミン:DNA、RNA、タンパク質の合成および安定化や細胞の増殖および分化に関与している生理活性物質であり、全ての生物の細胞に普遍的に存在する。抗炎症作用、抗変異原作用、オートファジーの誘導、腸管バリア機能の維持・促進などの作用が報告されている。


≪研究の意義≫
我が国の少子高齢化の進展に伴い、医療費および介護費の増大、さらには労働人口の減少などが国民全体の問題となっています。この問題解決へのアプローチの1つとして健康寿命の伸長は重要な課題です。疫学調査から、老年病の主要因は慢性炎症にあり、抗炎症作用を有する食品の開発が健康寿命の伸長効果を有する食品と考えられます。そうした環境下、特にプロバイオティクスは安価で安全で抗炎症効果が期待できる食品の一つといえるでしょう。
しかしながら、これまでプロバイオティクスの保健効果の多くは腸内菌叢を改善に起因すると考えられていますが、メカニズムが不明瞭なものが殆どでした。また、腸内細菌が産生する物質の効果に着目したものは殆どありません。本研究は、腸内菌叢が産生する生理活性物質ポリアミンに着目し、そのポリアミンに依存すると考えられる生体内での効果を寿命伸長に繋がるように検証したもので、腸内環境、寿命およびプロバイオティクスと幅広い研究分野において意義のある成果が得られたと考えられます。

 

 

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