安曇野からの手紙

2011/03/30一刻も早い復興を。心にも春を。

東日本大震災おいて、被災された皆様に心よりお見舞い申しあげるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみ申しあげます。
安否不明の方々が多数おられますが、少しでも多くの命が救われますように心からお祈り申しあげます。
 
テレビの報道から、避難された方々の健康状態が気にかかりますが、物資が届き始めたり、被災された方々の前向きな話が聞けたりすると、自分の中のモヤモヤが少しずつ晴れていくような気がします。
また被災した牛乳工場の操業停止や原発のこともあり、エリアによっては原乳を廃棄する事態になっているとのことです。同じ酪農家として、汗水流して生産した原乳を捨てなければならないことはとても悲しく思います。
 
ここ安曇野は、うっすら白く雪が降ってみたり、日中の気温が低かったりと、春を感じられるのはもう少し先になりそうですが、一ヶ月ほどの間に各地区のお宮でお祭りが行われます(秋に行う地区もありますが)。
まず我が家の地区のお祭りの日がやってきました。今日までの1年に感謝し、先1年の無事を祈っての神事ですが、今年は縮小して静かに行いました。来年はにぎやかにできることを願うばかりです。
縮小により資金の残りは義援金として寄付されるとの事です。
一刻も早い被災地の復興と原発の終息を心から願い、元気な日本に戻れることを信じています。(内田牧場 内田寿幸)

posted by 信州安曇野牛乳 category:酪農家から
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