社長メッセージ

新たな"乳の価値"をそえて、
生産者の想いを伝える。
協同乳業株式会社 代表取締役社長 尾﨑玲

自然の恵みを伝えるために、
酪農家と乳業会社が力を合わせる

協同乳業は、"乳牛から搾った新鮮な生乳を使って、おいしい牛乳・乳製品をつくろう"と、長野県の酪農家及び総合農協と名古屋製糖が連携するところから出発しています。生産者と乳業会社との連携した経営がスタート地点となりますので、進取の気性も旺盛で、今も多くの人に親しまれている「ホームランバー」や日本初のテトラパック牛乳など、画期的な乳製品を続々と世に送り出してきました。
本格的なカスタードプリンの市場販売も、当社が先陣を切りました。当時はケーキ屋やカフェでしか味わえなかったカスタードプリンを安価に手軽に買えるようにしたいということで、業界に先駆けて量産する機械を海外から取り寄せました。プリンの量産化は業界にも大きなインパクトを与える出来事となりましたが、それ以上に、"原料にこだわり、添加物や香料をあまり入れずに素材の良さを活かす"という発想は、当時は加工処理が常識だった乳製品業界の一歩も二歩も先を進んでいました。メイトーブランドのメッセージ"自然の輝きに、おいしさそえて"には、その時の想いが受け継がれています。

生産者と一体になって、
自然のおいしさを伝える

当社では、自然の恵みを大切に伝える仕事とメイトーブランドを愛する人々が数多く働いています。私自身も「農協牛乳」に特別な想い入れがありまして、高校生の頃に飲んだ成分無調整牛乳のおいしさが忘れられずにいました。その時の感激を多くの人々と共有しようと、社長になってから新「農協牛乳」の開発にチャレンジしました。今では成分無調整はあたりまえですので、そこに自然の恵みを伝える当社としての新しい付加価値を加えることが必要です。私たちは自然のおいしさを際立たせるために、酪農家及び農協と連携を密にし、提携するポッカサッポロフード&ビバレッジの交流高電界殺菌技術を応用して、どこにもないスッキリした味わいを引きだしました。
当社は生産者に近しく、互いに力を合わせて良い乳製品をつくることのできる会社です。創業から60余年を経た今でも創業の精神を大切にし、私は安曇野をはじめとする産地を訪れ、酪農家の方々と語り合うことを楽しみにしています。

乳業メーカーの使命は、
自然の恵みを牛乳・乳製品にしてお届けすること

質の高い乳製品は、良い生乳からつくられます。新鮮な原料を届けるために、酪農家の方々は乳牛の成育環境を整え、日々、健康管理に努められています。それをバックアップするために、当社では長野県に社員獣医師を配置し、お手伝いさせていただいています。
どこよりも新鮮な生乳を搾り、乳業メーカーが厳しい品質の基準も定めて加工し、安心・安全な牛乳・乳製品として量販店に運ぶ。生産・製造・販売が一体となって、自然の恵みを価値としてお届けしてきたのが、協同乳業の歴史となります。
牛乳・乳製品は栄養価も高く、「完全食品」と言われています。成分無調整に限定をすると、自給率100%で賄われています。そういう意味では、これからも守り通していく国民の貴重な財産となりますが、残念ながら国内の酪農家は減少の方向に向かっています。私たちの事業は、生産・製造・販売のどれが欠けても、成り立ちません。生産者を支える乳業メーカーの社会的な役割は、今後ますます大きなものとなります。

新たな"乳の価値"をそえて、
自然の輝きを伝えていく

協同乳業のビジョンは、非常に明確です。自然の恵みを大切にする原点は大切にしつつも、そこに今日的な付加価値を付加して消費者の方々に新たな"乳の価値"を伝えていくことが、これからの私たちの使命となります。
協同乳業には、創業以来培う進取の気性と生乳のおいしさを引きだす業界トップクラスの生産技術があります。商品開発や販売においても、愛され続けたメイトーブランドに新たな価値を見いだす取り組みを加速しています。研究所では、素材の機能性を追求し、知られざる"乳のチカラ"を発見する研究を早くから行ってきました。ビフィズス菌「LKM512」やおなかで水素が産生される新しい乳飲料「ミルクde水素」といった健康に働きかける機能性飲料の製品化により、子供や高齢者にとっても有用な食材となる乳製品の価値が再び見直されるようになりました。
顔の見える生産者から健康を願う消費者へ、「自然の輝きにおいしさそえて」、伝えていく──私たちはこれからも、会社を愛し支える人々とともに、健康で豊かな食文化の創造につとめてまいります。

協同乳業株式会社 代表取締役社長